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2025/04/18 10 : 32
CATEGORY : [+哀し+]



"――ちゃん助けて"

って君の救難信号を聴き逃した。

君とは夢の中でしか、逢えなくなった。

君が苦しんでたことも

悲しんでたことも知ってたのに

あたしは、何もしてあげられなかった。

あたしが知ってた範囲は

実はほんの一部で

本当はあたしなんかの想像を越える痛みを

心に抱いていたのかもしれない。



もしかしたらほんの一部でも無かったかも。

君はいつだって本音の一歩手前で

あたしに気を遣って心の内を話さなかった。



"どうして話してくれないの"

って君に一度あたしは言ったね。

そしたら君は

"だって、――ちゃんの方が大変でしょう"

そう言って君は静かに笑ってた。

一緒に帰るいつもの道が

すごく長く感じて

君との小さな距離が

いつもより遠く見えた。

気を遣わせていた感じは

何処でもあたしの周りにまとわりついて

君の表情を曇らせて見せた。



悔しかった。

あたしはこんなにも無力で

何で君はあたしを救ってくれたのに

あたしは君を救えないのか

って、すごく、すごく

悔しかった。



…本音言うとね、

あの時、抱き締めてしまいたかった。

もちろん、変な意味じゃなく。

泣きそうな横顔で

苦しそうに

"だって、――ちゃんの方が大変でしょう"

って必死で笑う君を見てたら

何も言えなくなって

ただ、歩くしかなくて

何をしたら君は安心するだろうとか

泣くだろうって考えてた。

"泣く"と"安心"は

相手に気を許しているからこそ出来るものだから。



温もり

には安心するかなって

考えて考えて考えたら、抱き締めたかった。

けれど

あたしは君の彼氏でも

ましてや彼女なんかじゃないから

していいのかと一瞬迷って、それから出来なくなった。

寂しそうな君の背中が

あんまり疲れたように見えて

声すらかけれなかったあたしに

安心なんか与えられるはず無かったのにね。



それでも救いたかった。

君が闇にさらわれてしまう前に。

君が墜ちる前に。



君を思っていたから、

死んで欲しくなかった。

君の居ない日常が分からなくて

君が必要で

君を必要としてる人間が此処にいるよ

って知って欲しかったから。



なのに

君は耐えきれなくて

疲れ果てて

死んで、しまった。

何もしてあげれなかった自分が

何故のうのうと生きているのか

心底不思議で、仕方なかった。



同じ悩みを背負えなくてごめんね。

同じ痛みを分かち合えなくてごめんね。

分かってたつもりは

所詮"つもり"でしかないのにね。



"つもり"なんか只の自己満足だったね。

ごめんね、抱き締められなくてごめん。

もう二度と君の温もりに触れることは無いけれど

それでも、もう一度だけ





























+++++

何か浮かんだ小説←

シリアスぽくなっちゃった…

あ、あははー \(^O^)/←

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2007/11/12 19 : 28
こめんと [ 2 ]とらっくばっく [ ]
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COMMENT
暗いね・・・
きっと、誰もが思うことだよね
僕は頼ってくれたら、全力尽くすけど、そのせいか誰も頼ってくれないね
【2007/11/1219:36】|URL|ぽりだい#56b73b542e[ EDIT ]

あ、すんませ暗くて笑
根が暗いんでw←←
大丈夫ですよ
全力を尽くすッて心が
誰かの支えになれてると思いますし!
全力を尽くさなくても
ぽりだいさんがいることで
救われてる人もいるはずです!
【2007/11/1222:11】||邑#92ca4cbebd[ EDIT ]
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